大阪府立大(堺市中区)は11日、同じサークルに所属する学生10人の陽性が確認されたことを明らかにした。いずれも軽症という。学生は3~4日、兵庫県内へ1泊2日の旅行に車で出かけていた。同行した他の学生14人はPCR検査の結果を待っている。
府立大は15日まで、中百舌鳥(なかもず)キャンパスへの学生の入構を禁じた。対面授業はオンライン方式に切り替えるか休講にした。同キャンパスの学部・研究科に所属する学生は約7千人いる。府立大は旅行をした学生たちの行動履歴を確認中で、「旅行前後に学内にいた可能性もあるため、全学生の入構を禁止することにした」と説明している。
府立大は移動を伴う場合の感染防止対策について、「感染流行地域を避ける」「近場旅行を推奨」「いつ誰とどこで会ったかをメモする」ことなどを学生に呼びかけている。
大阪大(大阪府吹田市)でも11日までに学生10人の陽性が確認された。複数人で会食などをしていたとみられる。(花房吾早子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル